日本語・日本語文化学類2班,1996年10月21日

Macintoshでコピー&ペースト機能を使う

                                       電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります(1行で打つこと)。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/classes/ipe/nitiniti2-enshu-1996/1996-10-21/ mac-copy-and-paste.html

あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。 http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/classes/ipe
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~yshinjo

■コピー&ペースト

エディタやワープロでは、カット・アンド・ペースト(cut&paste)という操 作がよく使われます。カットとは、文書の一部を表面上削除するのですが、内 部的なメモリに保存することです。ペーストとは、カット操作で保存してもの を、文書に挿入することです。カット・アンド・ペーストとよくにたもので、 コピー・アンド・ペースト(copy&paste)というものもあります。コピー・ア ンド・ペーストでは、操作対象の文書の一部は、削除されずに残っています。

Macintosh では、アプリケーション(プログラム)とアプリケーションの間で でも、カット・アンド・ペーストやコピー・アンド・ペーストが使えます。 Telnet や Netscape では、カット操作ができる場所はあまりありませんので、 コピー&ペーストが主に使われます。

Macintosh でコピー&ペーストのコピーをするには、次のようにします。

  1. マウスでコピーしたい部分をドラッグして選択する。選択された部分は、 色が変る。(どんな色に変るかは、Macintosh の設定によって異なる。)
  2. メニューバーの File メニューからYHM(Copy)を選ぶ。
Macintosh でコピー&ペーストのペーストをするには、次のようにします。
  1. マウスでクリックしてペーストしたい場所を決める。(ただし、Telnet の画面では、ペーストできる位置を指定できない。カーソルの位置にペースト される。)
  2. メニューバーの File メニューからPaste を選ぶ。

Macintosh では、テキスト(文字)だけでなく、図にたいしてもコピー&ペー ストが使えます。Macintosh ワードプロセッサで文書の途中に図を張り込む時 にも、コピー&ペーストの機能を使います。

■telnet でのコピー&ペースト

Macintosh の telnet でコピー&ペーストの練習をしてみます。
  1. 図1-1 ls でファイル名を調べる

    図1-1 ls でファイル名を調べる

  2. 図1-2 コピーしたい部分(ファイル名)をドラッグして色を変える

    図1-2 コピーしたい部分(ファイル名)をドラッグして色を変える

  3. 図1-3 FileメニューからCopyを選ぶ

    図1-3 FileメニューからCopyを選ぶ

  4. 図1-4 コマンド名と引数の一部(ディレクトリ名)を打込む

    図1-4 コマンド名と引数の一部(ディレクトリ名)を打込む

  5. 図1-5 FileメニューからPasteを選ぶ

    図1-5 FileメニューからPasteを選ぶ

  6. 図1-6 画面に先ほどコピーしたテキストがキーボードから打ったかのごとく現われる

    図1-6 画面に先ほどコピーしたテキストがキーボードから打ったかのごとく現われる

このように、長いファイル名をキーボードから打つ代わりに、ls で表示して、 その結果を使うことができます。得にファイルを削除する時など、打ち間違え が許されない時には、必ずコピー&ペーストを使うといいでしょう。mnews で、 1つのファイルに複数の記事を保存(アペンド)する時、同じファイル名を何 度も何度も打つのではなく、最初に打った時に、リターンを打つ前にコピーし、 以後ペーストすると楽です。また、コマンドの一部を打ち間違えた時に、正し い部分を抜き出してきてもう一度打つ手間を省くことができます。

■Netscape でのコピー&ペースト

Netscape でも、ほとんど同じです。ただし、ペースト機能が 使えるのは、キーボードから文字を打込むことができるような部分だけです。 たとえば、Open Location でキーボードから URL を打込むような局面だけです。

■Telnet と Netscape の間のコピー&ペースト

コピー&ペーストによるテキストのコピーはは、Telnet から Netscape, ある いは、Netscape から Telnet へも行うことができます。この機能を使えば、 次のようなことができます。

■キーボードを使ったコピー&ペーストとショートカット

コピー&ペーストの機能は、とてもよく使うので、マウスでメニューを選ぶよ り、キーボードを使う方が早いことがあります。マウスでメニューを選ぶ代わ りに手早くキーボードを使うことを、「ショートカット(shortcut)を使う」 といいます。

コピー&ペーストのショートカットのキーは、次の通りです。

コピー
Command-C
ペースト
Command-V
Command-C とは、Control-C と同じように、 Commandキーを押しながら、cを押すという意味です。 Commandキーは、キーボードの一番下の段(空白と同じ段)にある 「※」のような図形が印刷 されているキーです。リンゴの絵が印刷されていることもあるので、 Appleキーと言うこともあります。このキーは、Macintosh 独自のキー です。

ショートカットのキーは、メニューに表示されています。

図1-7 Copyのショートカット

図1-7 Copyのショートカット

このように、Copy のショートカットは、Command-C であることがわかります。

ショートカットは、アプリケーション(プログラム)によって変るものです。 しかし、多くのアプリケーションでなるべく同じキーには同じ意味を持たせる ように設計されています。その他によく使われる共通的なショートカットをい くつか挙げておきます。

ことえり(かな漢字変換プログラム)とRomanの切り替え
Command-SPACE
終了(quit)
Command-Q
保存(save)
Command-S (Telnet では別の意味)
カット
Command-X
窓を閉じる
Command-W


[10月21日]
Last updated: 1996/10/20 19:11:47
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>