今日は、mnews (エム・ニュース)というコマンドを使っ てネットワーク・ニュースの記事を読む方法を学びます。mnews では、ネット ワーク・ニュースに記事を投稿することもできます。また、電子メールを読ん だり書いたりすることもできます。 ネットワーク・ニュース(network news)は、インターネッ トで1対多の通信を実現するための仕掛けの1つです。ネットワーク・ニュー スでは、ある書き手が発したメッセージを、大勢の人が読むことになります。 ネットワーク・ニュースでは、メッセージの事を新聞にたとえて「記 事(article)」と呼んでいます。これに対して、1対1の通信は、 次の章で説明する電子メールという仕掛けを使って行います。共通科目/情報処理(実習)資料 6202 203 社会2班 1996/05/30
電子・情報工学系 新城 靖
ネットワーク・ニュースは、1対多の通信という観点からは、新聞やテレビと 似ています。ただし、新聞やテレビと比較して、ネットワーク・ニュースの特 徴は、参加者が誰でもメッセージを発信することができることにあります。新 聞やテレビの場合、編集と言う作業が必ず入ります。取材の段階で得られた情 報が、編集作業で落とされて伝えられないことがあります。これに対してネッ トワーク・ニュースでは、誰でも自由に情報を発信することができます。
ネットワーク・ニュースに流れるメッセージは、記事と呼ばれます。記事は、 ニュース・グループ(news group)と呼ばれる箱に分類さ れて蓄えられています。ニュース・グループは、次のように、ピリオドで区切 られたアルファベットで名前が付けられています。
ネットワーク・ニュースにはは、次のような基本的な操作があります。
きょうは、まず mnews というコマンドを使って、ネットワーク・ニュース の記事を読むことを学びます。余裕がある人は、記事を投 稿する練習をしたり、mnews で電子メールを読み書きする練習をして下さい。
mnewsでは、ネットワーク・ニュースのニュース・グループを、木構造という 形式を使って分類して表示します。木構造(tree structure) というのは、計算機科学(コンピュータ・サイエンス)の専門用語 です。この講義では、ぜひ木構造という言葉を覚えて帰って下さい。
木構造は、計算機の外にも至る所に現われます。身の回りの例としては、住所、 会社組織、生物の分類、図書の分類が木構造になっています。木構造は、 階層構造(hierarchical structure)ともいいます。
木構造の例を、大学の組織を使って説明します。図1-1を見て下さい。木構造 は、節と枝からできています。特別な節として、根(root)が1個 あります。木構造の特徴は、ある節から別の節までの道が1本しかないことで す。これは、本物の木の枝が決して交わらないのと似ています。(道が2本以 上あるようなものは、グラフといいます。) つながっている節と節で、根に 近いものを親、そうでないものを子といいます。
図1-1では、筑波大学と書いてある所が木の根にあたります。根からは、何本 かの学群の枝が出ています。このように、計算機科学では、木の根を上に書く 習慣があります。第一学群の節には、社会学類、人文学類、自然学類という子 の節があります。第一学群の親は、筑波大学です。
たとえば社会学類の場合、次のように書きます。
mnewsでは、ネットワーク・ニュースのニュース・グループも、これと同じよ うな形に見えます。これを次のように「.」で区切って並べていきます。
住所の表記も、木構造です。
図1-1に示されている木構造は、また図1-2のように、領域を分割するような見 方もできます。ここで、木構造の場合には、領域の境界線が交わることがあり ません。Macintoshのフォルダは、この領域の分割に似ています。Macintoshの フォルダも、全体で木構造になっているのです。(注意:Macintoshでは、 aliasという高度な機能を使えば、1つのファイルにたどりつくために、2つ 以上の道を作ることができます。)
UNIX や MS-DOS では、ファイルを階層化ディレクトリの中 に保存します。階層化ディレクトリもまた木構造の例です。Macintosh のフォルダも、木構造の例です。「授業支援システム」で、 telnet 起動直後に最初に表示されるメニューもまた木構造の例になっていま す。
この節では、mnewsというプログラムを使ってネットワーク・ニュースを読む 方法について説明します。ネットワーク・ニュースを読むプログラムには、 mnewsの他に、vin(びん), GNUS(にゅーず), rn(あーる・えぬ)、tin という プログラムもよく使われています。
mnews では、「なにかを選ぶ」という操作と「選 んだものに入り込む(読む)」という操作を繰り返して、読みたい 記事までたどり着きます。そのあとは、1つの記事の中を上から下に読んで行 きます。「選ぶ」という操作は、さらに、「ニュー ス・グループを選ぶ」操作と「記事を選ぶ」操作 に分かれます。
mnews には、次の3つのモード(状態)があります。モードというのは、ここ では、「画面表示の形態」と思って下さい。
では、実際に mnews を動かしながら使い方を学んでいきましょう。 コマンド・モードで mnews と打ち込んで mnews を起動してください。
---------------------------------------------------------------------- % mnews ↓ ^^^^^^^ ----------------------------------------------------------------------「↓」は、リターン・キー(return)の意味です。「% 」は、コンピュータが 表示してくれるものですから、自分で打つ必要はありません。
mnews が起動すると、次のような画面が表示されます。
3行目の「ニュースカテゴリ/ニュースグループ名」という表示が、「ニュー スカテゴリ/グループ選択モード」であることを示しています。
この画面は、図1-4の木構造の、一番上に書かれている根の部分(mnews)を見 ていることに相当します。
根の下には、次のような名前の節があります。
ura
comp
fj
general
ipe
local
tsukuba
MAIL
RMAIL
control
gnu
jp
junk
kyushu
nara
news
okinawa
sci
soc
tnn
yunoki
画面の3行目に「未読」と書かれている部分があります。このしたの数字が、 まだ読んでいない記事の数です。全部で 4万以上の未読の記事があることがわ かります。(数字は毎日変わりますので、完全に図の通りにはなりません。)
1番下の行に注目して下さい。簡単な使い方が出ています。
---------------------------------------------------------------------- ?:ヘルプ j,^N:次行 k,^P:前行 SPACE,i:選択 l:表示モード切替 q:復帰 Q:終了 ----------------------------------------------------------------------
これは、次のような意味です。
ここで、^N というのは、コントロール・キー(control, ctrl, キーボードの左下)を押しながら、nキーを押すという意味です。 emacs のカーソル移動と同じです。カーソル移動には、j,^N,k,^P の他に、矢印キー(↑、↓)も使えます。
実は、mnews は、右手をキーボードのホーム・ポジションに置いた状態で楽に ネットワーク・ニュースの記事が読めるように作られています。左手は、最後 に終了のQを押すだけです。右手も次の5つキーだけしか使いません。
---------------------------------------------------------------------- j 右手人さし指 カーソルを下へ k 右手中指 カーソルを上へ i 右手中指 入り込む(in) o 右手薬指 抜ける(out) SPACE 右手親指 入り込む(in)、または、次のページへ ----------------------------------------------------------------------
まずは、右手の人さし指をj, 中指をk に合わせて、 j,k でカーソルが動くことを確かめて下さい。
図1-3の画面で、j,k, ^P, ^N 等でカーソルを「tsukuba」の左ま で移動させてください。そこで、iキー(inの意味), またはSPACE キーを押すと、tsukubaのメニューを選択したことになります。すると、次の ような画面になります。
------------------------------------------------------------------------------- ini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]acacia.ipe ニュースカテゴリ:tsukuba 位置:All [EUC:m] 最大 未読 モード ニュースカテゴリ/ニュースグループ名 1423 52 [N] tsukuba.chat 352 13 [N] tsukuba.events 1 1 [N] tsukuba.followup 2 2 [N] tsukuba.general 47 11 [N] tsukuba.lectures 1586 123 [N] tsukuba.living 680 25 [N] tsukuba.misc 9 9 [N] tsukuba.netadmin 0 0 [N] tsukuba.newsgroups 877 485 [N] tsukuba.questions 866 66 [N] tsukuba.test 668 29 [N] tsukuba.trade 392 20 [N] tsukuba.travel 624 79 [N] tsukuba.wanted ?:ヘルプ j,^N:次行 k,^P:前行 SPACE,i:選択 l:表示モード切替 q:復帰 Q:終了 ------------------------------------------------------------------------------- (画面では、1行目、3行目、一番下の行が白黒反転しています。)図1-5 tsukubaを選んだ直後の画面
iキー(in), SPACEキーに対して、oキー (out)を押すと、前の状態にもどります。(oキーの代わりに、 qキーでも前の状態にもどります。)
図1-3の画面で、j, k, ^P, ^N 等でカーソルを「tsukuba.chat」の 左まで移動させてください。そこで、iキー(inの意味), またはSPACEキーを押 して選んで下さい。すると、次のような画面になります。
------------------------------------------------------------------------------- Mini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]acacia.ipe ニュースグループ:tsukuba.chat 位置:81% [EUC:m] マーク 番号 日付 行数 差出人 サブジェクト名 [ ] (1216-1423) R 1366 CANCEL/LOST R 1367 CANCEL/LOST R 1368 CANCEL/LOST R 1369 CANCEL/LOST R 1370 CANCEL/LOST R 1371 CANCEL/LOST 1372 04/29 18 arak@jks.is. please tell me about souvenir 1373 04/30 13 komatsu@nimc | please tell me about souvenir 1374 04/30 27 sekine@etl.g | please tell me about souvenir 1375 04/30 26 haru@fmslab. | please tell me about souvenir 1376 04/30 14 nishida@etl. | please tell me about souvenir 1378 04/30 26 nishida@etl. | please tell me about souvenir 1379 04/30 26 egami@sakura | please tell me about souvenir 1380 04/30 18 sekine@etl.g | please tell me about souvenir 1381 04/30 25 fukumoto@nim | please tell me about souvenir 1382 04/30 140 arak@jks.is. | please tell me about souvenir 1386 05/01 12 shinmoto@nfr | please tell me about souvenir 1389 05/02 30 hiroaki@ | please tell me about souvenir 1390 05/07 19 nishida@etl. | please tell me about souvenir 1391 05/07 52 sshibat@knae | please tell me about souvenir ?:ヘルプ j,^N:次行 k,^P:前行 SPACE,i,.:参照 l:表示モード切替 o,q:復帰 Q:終了 -------------------------------------------------------------------------------図1-6 tsukuba.chat にある記事の一覧
3行目の「サブジェクト名」という表示が「ニュース記事選択 モード 」であることを示しています。操作方法は、前の「ニュースカテゴ リ/グループ選択モード」に似ていますが、ニュース・グループの名前ではな く、記事の番号、記事が投稿された日付、記事の行数、差出人、題名(サブジェ クト名)が表示されているところが違います。
「ニュース記事選択モード」では、操作方法は、前の「ニュースカテゴリ/グ ループ選択モード」とよくにています。ここでもやはり、読みたい記事に j,k,^N,^P などでカーソルを合わせて iキーか SPACEキーを押して下さい。その記事が読めます。一番下の行に簡 単な使い方が表示されています。
ここでは、1372 番の記事にカーソルを合わせて i を押したとしま
す。すると、次のような画面になります。これは、「
残念ながら、ここでは最下位行に簡単な説明が表示されません。
ページャー・モードでよく使うキーを簡単にまとめておきます。
図1-7に表示されているものが、ネットワーク・ニュースの1つの記事です。
ここで、ネットワーク・ニュースの記事の構造を観察してみましょう。記事は、
大きくヘッダ(header, 頭)と本体
(body)に分かれます。ヘッダは、記事の先頭から空行まで、本体
は、空行以降の部分です。本体には、普通の文章が書かれています。ヘッダの
部分をもう少しくわしく見て見ましょう。
次の
記事の本体は、普通のテキストです。記事の本体をワープロなどで打ち込む人
もいます。ワープロの文書と違う所は、1行の長さがだいたい30文字〜35
文字になるように、折り返していることです。それは、後で説明する「引用」
という機能を使うときには、行をあらかじめ行が折り返されていた方が便利だ
からです。
画面に表示されている部分を読み終えたら、次のページに進みます。このよう
に、記事を1ページ1ページ見ていくことから、「ページャーモード」という
名前が付いています。1ページ進めるには、SPACEキーを押します。1ページ
戻りたい時には、b キーを押します。
図1-7の記事は、(先頭から)全体の89%の部分を表示してます。このことは、一
番下の行に「
記事の末尾には、このように署名
(signature, 片仮名で書くならシグニチャ)が現われるこ
とが多いのです。署名が現われたら、記事の終わりが近いなという雰囲気があ
ります。
ここで、i の反対の o (out) を打ってみましょう。
先ほどのニュース記事選択モードに戻ります。1373番の所を注意してください。
次の記事を読んで見ましょう。今度は、"
そのグループの記事を最後まで読むと、次の記事を表示する変わりに、次のよ
うに聞いています。
ここで、yキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、次の未読
の記事があるニュース・グループに「飛んで」いきます。つまり、
okinawa.rec.travelというニュース・グループの記事を読むための、「ニュー
ス記事選択モード」の画面になります。木構造で考えると、あるニュース・グ
ループの節から隣のニュース・グループの節に移動します。
nキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、現在読んでいる記
事の属するニュース・グループ(okinawa.rec.music)の「ニュース記事選択
モード」にもどります。
qキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、前の(この例では、
okinawa.rec)ニュースカテゴリ/グループ選択モードになります。
今までは、カーソルを合わせては、i を打ち、入って(in)きま
した。一度 iで入った所は、o(out) を打つと抜けることができま
す。一番最初の画面(図1-4)と同じようになるまで、oを何度か打って下さい。
最終的には、2行目が次のように「ニュースカテゴリ:」が空になります。
次に、カーソル移動(j,k)と i を使って、
ipe.
というニュース・グループを読んでください。
これは、この公開講座のためのニュース・グループです。
1つのニュース・グループに、非常にたくさんの記事が投稿されていることが
あります。その時、mnews は、題名ごとに記事を並べ替えて表示してくれます。
並べ替えることをソート(sort)するといいます。たとえば、tsukuba.living
というニュース・グループを選んでみて下さい。根からtsukuba節に進み、そ
こでtsukuba.livingを選びます。すると、mnews は、次のような画面を表示して、
並べ替える記事の数を聞いてきます。
このように、mnewsが並べ替える記事の数を聞いてきた時には、単にリターン・
キーを押して下さい。そこに現われている数(100)だけ、記事を題名ごと並
べ替えます。次の図は、並べ替えられた記事の例です。
図1-9 記事の並べ替えと記事の糸
このように、左側の「番号」の順番ではなく、「サブジェクト名」の順番に並
べ替えられていることがわかります。同じ「サブジェクト名」では、ほぼ日付
の順番になっていることがわかります。このように、一連の同じ題名の記事の
流れをスレッド(thread,織り糸)といいます。(厳密には、
スレッドとは記事の参照関係を元に決まります。)
記事の中には、">" で始まっている行をたくさん含むものがあります。
この部分は、この記事を書
いた人ではなく、別の人が書いた部分です。このように、他の
人が書いた記事を、自分の記事に取り込むことを、引用と
いいます。ネットワーク・ニュースの記事は、このように誰かが言ったことを
引用し、それに対する返事を書く、対話をしているかのごとく書かれる事が多
いです。実際には、この記事を書いた人引用されている記事を
書いた人は、対話をしているわけではありません。
引用する時には、どの記事から引用したのかを示すための印を含めます。
この印は、世界中で後にも先にもこの記事にしか付いていない印です。
このような印を、メッセージ識別子(メッセージID、Message-ID, Message
identifier)といいます。IDというのは、身分証などの意味のIDカードな
どのIDと同じ意味です。記事の番号(ニュース記事選択モードで表示されて
いる)は、世界中で同じになることは、まずありません。しかし、このメッセー
ジ識別子は、1つの記事にごと重複がないように付けられています。
ネットワーク・ニュースの記事には、「
ここでは、簡単にネットワーク・ニュースを読むために必要な mnews の使い
方をまとめておきます。詳しい使い方については、マニュアルや「?」キーで
表示されるものを見てください。
ここで、mnews のキー操作についてまとめておきます。まず、どこでも使える
大事なキーとして、次のキーがあります。
「ニュースカテゴリ/グループ選択モード」や「ニュース記事選択モード」で
は、次のようなキーが使えます。
このように、記事が表示されている時には、次のようなキーが使えます。残念
ながら、ここでは簡単な説明が表示されません。(これは、more コマンド、
less コマンドとよくにています。)
なれるまで ^Z (コントロール・z、コントロール・キーを押しな
がらzを押す)を押してはいけません。^Z は、ジョブ制御という
非常に高度な機能に関係しています。ジョブ制御を使えば、1つの端末で複数
のプログラムを切り替えながら動かすことができます。もしまちがって
^Z を押してしまったら、次のように打って下さい。
突然次のように「題名(subject)を入力して下さい:」と迫られることがあります。
これは、間違ってaキーを打ってしまって、mnewsは、あなたが記
事を投稿しようとしていると思ったのです。記事の投稿を投稿したくない時に
は、リターンを打って下さい。もとの「ニュース記事選択モード」に戻りま
す。
場合によっては、「Subject」ではなくて、次のように、「ニュースグループ
を入力して下さい:」と聞いてくるかもしれません。この時も、たんにリター
ンを打って下さい。
なにかのキーを押した拍子に、emacsが起動してしまうことがあり
ます。
この場合は、ファイルを保存しないで C-x C-c でemacsを終了さ
せて下さい。C-x C-c とは、^X^C (コントロールx
コントロールc)の意味です。これは、コントロール・キーを押しながらxを
押し、続いてコントロール・キーを押しながらcキーを押す。コ
ントロール・キーは、キーボードの左下にあります。キーの上に、control あ
るいは、ctrlと印刷されています。
emacs が次のように尋ねてきたら、nを押してください。
続いて emacs が次のように尋ねてきたら、yesを押してください。
すると、mnews は次のように答えて、もとの状態に戻してくれるはずです。
もし、mnews が次のように聞いてきた時には、ここでは n と答え
ておいて下さい。
これで、もとに戻ります。(もちろん、本当に記事を投
稿する時には、yと答えます。)
社会学類の皆さんが興味を持ちそうなニュース・グループをいくつか紹介します。
-------------------------------------------------------------------------------
From: arak@jks.is.tsukuba.ac.jp (Koutarou EIRAKU)
Newsgroups: tsukuba.chat
Subject: please tell me about souvenir
Date: Mon, 29 Apr 1996 16:49:14 JST
Organization: Colleges of Information Sciences and Engineering Systems, Universi
ty of Tsukuba, JAPAN
栄楽@筑波大と申します。
突然ですが,つくば(茨城)のお土産って言うとどんなものが
あるのでしょうか。
今度の連休に実家(鹿児島です)に帰ることになったので,
いかにも「つくば」って感じの安いお土産がないものかと
思いまして。
どんなものでも結構です。ご存じでしたら是非教えてください。
# 連休に帰るので,勝手ながら5月2日早朝ぐらいまでの
# お返事を参考にしたいと思います。もちろんその後の
# 分は夏休みに帰るときに参考になります。
---
ARAK (Koutarou EIRAKU) / 栄楽恒太郎@筑波大学情報学類
[1372] line:1 byte:744/833 89%
-------------------------------------------------------------------------------
図1-7 tsukuba.chat の記事の例
----------------------------------------------------------------------
?: ヘルプ
j,^N: 次の行を表示する
k,^P: 前の行にもどる
SPACE: 次の頁に移る
b: 前の頁に移る
o,q: 前の画面(ニュース記事選択モード)にもどる。
n: 次の未読記事に移る
p: 前の記事に戻る
----------------------------------------------------------------------
記事のヘッダと本体
ヘッダ
----------------------------------------------------------------------
From: arak@jks.is.tsukuba.ac.jp (Koutarou EIRAKU)
Newsgroups: tsukuba.chat
Subject: please tell me about souvenir
Date: Mon, 29 Apr 1996 16:49:14 JST
Organization: Colleges of Information Sciences and Engineering Systems, Universi
ty of Tsukuba, JAPAN
----------------------------------------------------------------------
Newsgroups:
には、その記事が属するニュース・グループが書か
れています。From:
には、その記事を書いた人(差出人)の電子メール
のアドレスが来ます。
Subject:
(サブジェクト)とは、記事の題名(題目、表題)で
す。ネットワーク・ニュースの記事は、膨大な数に上ります。
とても全ての記事を読むことはできません。そこでニュース・グループや
題名を見て、その記事を読むか読まないかを決めることになります。
「ニュース記事選択モード」では、題名が表示されていますので、
それを見て興味がある記事だけを読むようにすればいいでしょう。
Date:
は、記事が書かれた日付を表わしています。この例では、
日本時間(JST)で、1995年7月(Jul, Julyの短縮形)1日土曜日(Sat, Saturday)
に書かれたことがわかります。インターネットでは、このように世界的に通用
する方法で日付を表します。(実際には、記事には、JSTではなく
GMT(Greenwich (Mean) Time, グリニッジ標準時)で記録されています。mneww
が、GMTに9時間を加えて日本時間に変換しています。)Organization:
には、差出人の所属が来ます。 本体
(END)
」と表示されていることからわかりま
す。 署名
読んだ記事のマーク
----------------------------------------------------------------------
R 1371 CANCEL/LOST
R 1372 04/29 18 arak@jks.is. please tell me about souvenir
1373 04/30 13 komatsu@nimc | please tell me about souvenir
1374 04/30 27 sekine@etl.g | please tell me about souvenir
----------------------------------------------------------------------
"R"
という文字がみえます。これは、この記事をもう読んだと
いうことを示すマークです。 記事から記事への移動
(END)
" のマークが出
ても、o で抜けないで、SPACEキーを打ってみてください。次の
(まだ読んでいない)記事が自動的に選ばれます。 つまり、「ニュース記事
選択モード」にもどらなくても、「ページャーモード」のままで、次の記事を
読むことができます。 次のニュース・グループの記事への移動
----------------------------------------------------------------------
次の未読グループ(okinawa.rec.travel)を参照しますか? [Y/N/Q(uit)]:
----------------------------------------------------------------------
(画面では、白黒反転しています。)
iとo
----------------------------------------------------------------------
ニュースカテゴリ:
----------------------------------------------------------------------
記事が多いニュース・グループを読む
-------------------------------------------------------------------------------
Mini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]acacia.ipe
ソートする記事数を入力して下さい:100
-------------------------------------------------------------------------------
-------------------------------------------------------------------------------
Mini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]acacia.ipe
ニュースグループ:tsukuba.living 位置:60% [EUC:m]
マーク 番号 日付 行数 差出人 サブジェクト名 [ ] (1464-1586)
R 1484 CANCEL/LOST
R 1485 CANCEL/LOST
R 1486 CANCEL/LOST
1545 05/01 16 jon@trc.rwcp Subaru Leone for sale
1546 05/01 30 shin@niaes.a Re: Engine Oil
1547 05/07 23 jiro@softlab Ampere Limit
1553 05/11 28 masashif@nie | Ampere Limit
1559 05/10 62 masashif@nie | Ampere Limit
1560 05/10 29 hiraga@ulis. | Ampere Limit
1561 05/13 21 yamamoto@moo | Ampere Limit
1565 05/14 37 miyao@abr.af | Ampere Limit
1566 05/14 21 shinmoto@nfr | Ampere Limit
1567 05/15 13 komatsu@nimc | Ampere Limit
1568 05/15 30 miyao@abr.af | Ampere Limit
1569 05/16 60 nakagaki@etl | Ampere Limit
1575 05/20 11 miyao@abr.af | Ampere Limit
1577 05/24 28 takeya@kenke | Ampere Limit
1579 05/21 26 fukumoto@nim | Ampere Limit
1582 05/26 38 yoko-o@nibh. | Ampere Limit
1585 05/27 25 takeya@kenke | Ampere Limit
?:ヘルプ j,^N:次行 k,^P:前行 SPACE,i,.:参照 l:表示モード切替 o,q:復帰 Q:終了
-------------------------------------------------------------------------------
引用
Subject:
Re: ...
」となっているものがたくさんあります。
mneww は、これを「Subject: | ...
」と表
示します。「Re:
」は、英語の手紙によく使
われる単語で、「…に関して」という意味です。もともとは、ラテン語のよう
です。英和辞典にも出ていますので、一度引いて見てください。(response
とか reply という意味と思っている人も多いようです。) 1.3mnews のキー操作のまとめ
常に使えるキー
---------------------------------
キー 動き |
---------------------------------
q 抜ける |
? ヘルプの表示 |
---------------------------------
困った時には、q を何度か打って、mnews を終了するか、? を打って、使い方
の説明を読むといいでしょう。
なにかを選ぶ時に使えるキー
----------------------------------------------------------------------
キー 動き | キー 動き
----------------------------------------------------------------------
Q 終了 | SPACE,i 入る(参照)
? ヘルプ | o,q 抜ける(復帰)
j,^N, ↓ 次の行へ移動 | k,^P, ↑ 前の行へ移動
----------------------------------------------------------------------
これらのモードでは、一番下の行に簡単な使い方が表示されています。
記事を読んでいる時に使えるキー
----------------------------------------------------------------------
キー 動き | キー 動き
----------------------------------------------------------------------
SPACE 1ページ進める | b 1ページ戻す
j 1行進める | k 1行戻す
q ページャの終了 | ? ヘルプの表示
n 次の未読記事へ | p 前の記事へ
----------------------------------------------------------------------
1.4 お助け下さい
1.4.1 ^Z
----------------------------------------------------------------------
% fg
----------------------------------------------------------------------
なお、^Z は、mnews だけでなく、emacs でも同じように働きます。
emacs でも、^Z を押してしまったら、fg で元にもど
して下さい。 1.4.2 題名(subject)を入力して下さい:
----------------------------------------------------------------------
Mini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]spn.ie.u-r
題名(subject)を入力して下さい:
マーク 番号 日付 行数 差出人 サブジェクト名 [ ] (67-187)
----------------------------------------------------------------------
(画面では、1行目と3行目が白黒反転しています。)
----------------------------------------------------------------------
Mini News Reader Version 1.18PL3 Copyright (C) By A.Takuma [NNTP]spn.ie.u-r
ニュースグループを入力して下さい:
最大 未読 モード ニュースカテゴリ/ニュースグループ名
----------------------------------------------------------------------
(画面では、1行目と3行目が白黒反転しています。)
1.4.3 突然emacsが立ち上がった
----------------------------------------------------------------------
Save file /home1/s991001/.message? (y or n)
----------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
1 modified buffer exists, do you really want to exit? (yes or no)
----------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
編集されていませんでした。
----------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------
記事を投稿してよろしいですか? [Y/N/E(dit)/M(ime)]:
----------------------------------------------------------------------
1.4.4 emacs の Delete キーで文字が消えない
Telnet の Session メニューから Delete を選ぶ。
1.4.5
「%」が出ている時、Delete キーで文字が消えない。
Deleteキーの代りに、^H (Control キーを押しながら H )を使う。
1.5 ニュース・グループの紹介
1.5.1 トップ・ドメイン
ipe のマシンから読めないものもあります。
学内
地域
campus
ipe
local
general
地域
日本発世界行き
世界区
1.5.2 特殊な名前
ニュース・グループの名前には、普通の英単語が使われることもありますが、
短縮形やニュース・グループ名に使われて特殊な意味を持つものがあります。
そのような名前について紹介しておきます。
1.5.3 ニュース・グループtsukuba.*
1.5.4 ニュース・グループfj.*
1.6 記事の投稿について
1.6.1 投稿できるグループ
残念ながら、現在記事が投稿できるのは、次のニュース・グループだけです。
mnews で、ニュース・グループ名の所に "[Y]" と表示されているものだけです。
他のグループについても投稿できるように各方面に働きかけていきたいと思っ
ています。応援してください。
1.6.2 投稿のだいたいの手順
記事を投稿するには、おおよそ次のような手順になります。
1.7 mnews で電子メールを読み書きする。
次のようなキーが使えます。
Yasushi Shinjo / yas@is.tsukuba.ac.jp