共通科目情報処理(講義)、社会学類対象、1997年05月30日 電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/shakai-kougi-1997//1997-05-30
/exercise-2.html
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/
物理的にフォーマットを行い、1Mバイトのデータを保存することができるフ ロッピがあったと仮定する。実際にデータを保存する場合、単純にデータだけ をフロッピに書き込むのではなく、フロッピ上に「ファイル」と呼ばれる抽象 (もの)を作製し、ファイルにデータを保存することになる。そうすると、実 際にデータを保存するために使える空間が1Mバイトよりも減ってしまう。
なぜ、1Mバイトよりも減ってしまうのか答えなさい。減った部分は、何に 使われるのか。また、保存できるデータ容量が減ってしまうのに、なぜファイ ルと呼ばれる抽象を作製するのか。ファイルを使わずにフロッピに直接データ を保存することと比較して論じなさい。
(1997年2月情報処理(講義)国際総合対象試験問題(改))
A 木構造の見方(根が上、葉が下)
B 木構造の見方(領域的な見方)
C
(1) /var/mail/yshinjo (2) /var/mail/s991001 (3) /home1/yshinjo/mbox (4) /home1/s991001/mbox (5) /usr/bin/csh
C 木構造の見方(文字列)
~/.message
という名前のファイルが
使われる。このファイルは、データを保存するために使われるというよりは、
プロセス間通信のために使われる。どのプロセスとどのプロセスが通信してい
るのか。
超整理法で述べられている「押し出しファイル」は、LRUアルゴリズムと類似 点がある。押し出しファイルでは、参照したファイルをもとの位置にもどすの ではなく、右端にもどす。結果としてLeast Recentry Used なファイルが左端 に移動する。ファイルを検索する時には、右から探せば速く見つかる。
超整理法では、LRUと同じ順序でファイルを並べているが、実際にはファイル を探す時には、ページ置き換えアルゴリズムと同様に、LRU が最もよい方法で はない。最もよい方法は、どのような順番で並べることか?